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平成14年度商店街実態調査報告書
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7 中期的な商店街活動の方向性
         

1.   中期的(今後3年~5年)な商店街活動の目指すべき方向性

 商店街活動で目指すべき方向性については、「イベントや祭り等を通して、地域住民との交流を促進する」が51.4%と最も多く、次いで「魅力ある個店の集合体として、商店街全体の集客力を高める」が48.9%、「商店街全体の個性やイメージを明確化して、アピール力を強化する」が40.3%、「高齢者や障害者にやさしい商店街づくり、福祉・介護の拠点として活動を強化」が23.7%となっている。いずれも商店街のあり方(位置付け)を明確にした街づくりに関するものが挙げられている。

一方、回答が少なかったものは、「商店街組織の法人化・再編・連合などによる商店街活動の強化」が2.3%と最も少なく、次いで「容器リサイクルや簡易包装、エコバック導入などエコロジー(環境対策)の強化」が5.8%、「積極的な店舗誘致により業種構成のバランス確保と店舗集積度の向上を図る」が9.6%と、いずれも1割に満たなかった。

目指すべき方向性

平成14年度

商店街数

構成比(%)

商店街全体の個性やイメージを明確化して、アピール力を強化する

160

40.3

魅力ある個店の集合体として、商店街全体の集客力を高める

194

48.9

積極的な店舗誘致により業種構成のバランス確保と店舗集積度の向上を図る

 38

 9.6

イベントや祭り等を通して、地域住民との交流を促進する

204

51.4

ホームページやバーチャルモール開設など情報技術の活用

 59

14.9

スタンプやポイントカード事業を強化(導入)する

 73

18.4

共同セール、朝市、夕市、売出しなど販売促進活動を強化する

 63

15.9

高齢者や障害者にやさしい商店街づくり、福祉・介護の拠点として活動を強化

 94

23.7

容器リサイクルや簡易包装、エコバック導入などエコロジー(環境対策)の強化

 23

 5.8

商店街組織の法人化・再編・連合などによる商店街活動の強化

  9

 2.3

その他

 16

 4.0

不明

 17

 4.3

 サンプル数 (%ベース)

397

100.0

組織形態別に商店街活動で目指すべき方向性を見ると、各組織とも「イベントや祭り等を通して、地域住民との交流を促進する」が最も多く、次いで「魅力ある個店の集合体として、商店街全体の集客力を高める」、「商店街全体の個性やイメージを明確化して、アピール力を強化する」となっている。商店街振興組合は、「スタンプやポイントカード事業を強化(導入)する」と「共同セール、朝市、夕市、売出しなど販売促進活動を強化する」が3割と、他組織より回答が多くなっている。

【「組織形態」と「商店街活動で目指すべき方向性」の関係】(不明を除く)

2.商店街の財務状況と商店街活動の関係

(1)商店街の収入と商店街活動

  商店街の収入(合計額)と商店街活動を見ると、最も回答が多かった「100万~499万円」に属する商店街では、「魅力ある個店の集合体として、商店街全体の集客力を高める」と「イベントや祭り等を通して、地域住民との交流を促進する」という回答が半数を超える回答となっている。

また、商店街の収入が100万円未満の商店街では、「スタンプやポイントカード事業を強化(導入)する」が20%を下回り、「ホームページやバーチャルモール開設など情報技術の活用」については10%を下回っており、100万円以上の商店街と比して消極的である。

一方、「商店街全体の個性やイメージを明確化して、アピール力を強化する」や「高齢者や障害者にやさしい商店街づくり、福祉・介護の拠点として活動強化」については、100万円未満の商店街においても全体平均に近い回答となっている。

「容器リサイクルや簡易包装、エコパック導入などエコロジー(環境対策)の強化」については、商店街収入に関係なく、活動に対する意識が低調である。

【「商店街の収入」と「商店街活動で目指すべき方向性」の関係】(不明を除く)

(2)商店街の収入の過不足状況と商店街活動の関係

商店街の収入(合計額)の過不足状況と商店街活動の関連を見ると、「商店街収入が不足している」商店街では、「現在の収入で十分である」「予算が毎年余っている」と回答をした商店街に比べて、「魅力ある個店の集合体として、商店街全体の集客力を高める」という活動においては消極的な回答となっており、「スタンプやポイントカード事業を強化(導入)する」という活動においては積極的な回答となっている。「スタンプやポイントカード事業を強化(導入)する」事業は、商店街収入(収益)に貢献する事業として、期待されていることが推察される。

その他の活動については、商店街収入の過不足状況と商店街活動の目指すべき方向性について強い関連性は見られなかった。

【「収入の過不足状況」と「商店街活動で目指すべき方向性」の関係】(不明を除く)

     
     


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