平成17年度 商店街実態調査報告書
 
         
商店街の景況感
         

1.商店街の最近の景況感(前年対比)

調査事項 ・最近の景況感を前年度と比較して、繁栄・回復・停滞・衰退に分類しています。
ポイント ・ここ数年の景況感の良化は頭打ち。
・昨年度調査と比較して、商店街の類型により良化か悪化かに差。
結果概要

・ここ数年続いていた、商店街の前年対比の景況感の良化傾向は、本年度はほぼ頭打ちになり、昨年度に近い結果になっています。

・しかしながら、昨年度調査との比較では、「衰退している」と回答した商店街の割合は、地区別では横浜地区、商店街タイプ別では地域型、立地環境別では繁華街・駅前、組織形態別では任意団体において増加が目立ち、商店街の形態によって差が出ています。特に、立地環境別集計において、繁華街(昨年度 21.7%→本年度31.8%)と駅前(同23.3%→41.2%)の増加割合が大きくなっています。

1)商店街の最近の景況感(平成13〜17年度推移)

景況感の5年間の傾向としては、結果概要で触れたように、平成13年以降、「衰退している」と回答した商店街の割合が毎年減少していたのが、本年度は微増に転じ、全体として景況感の良化傾向が頭打ちになっています。

2)類型別最近の景況感

地区別・商店街タイプ別・立地環境別・組織形態別に最近の景況感を表にまとめてあります。

(1) 地区別・最近の景況感
横浜地区で「衰退している」と回答した商店街が、昨年度の32.9%から本年度は38.2%と増加しているのが目立ちます。逆に、川崎地区は、「衰退している」と回答した商店街が、昨年度の40.6%から本年度は28.8%と大幅に減少しています。他の地区については、ほぼ昨年度と同様の分布になっています。

(2) 商店街タイプ別・最近の景況感
地域型で「衰退している」と回答した商店街が昨年度の25.0%から本年度は35.4%と大幅に増加しているのが目立ちます。他のタイプでは、若干の増減はありますが、傾向は昨年度とほぼ同じです。

(3) 立地環境別・最近の景況感
一般住宅街およびロードサイドの厳しい状況が続いていますが、注目すべきは、繁華街および駅前で、「衰退している」と回答した商店街が、繁華街(昨年度21.7%→本年度31.8%)、および駅前(同23.3%→41.2%)において大幅に増加しています。
他の立地環境と比べて比較的景況感が良かった繁華街もここにきて厳しさが増加している状況といえます。

(4) 組織形態別・最近の景況感
「衰退している」と回答した商店街が、商店街振興組合(昨年度35.1%→本年度32.7%)と、事業協同組合(同38.1%→33.3%)では減少しているのに対して、任意団体では昨年度36.1%から本年度39.7%と増加しているのが目立ちます。
組合の形態にしていない商店街で悪化が目立つ結果になっています。