平成17年度 商店街実態調査報告書
 
         
空き店鋪の状況
         
調査事項 ・商店街内の空き店舗の有無と、空き店舗数を調査しています。
ポイント ・続いていた空き店舗の微減傾向は、本年度増加に転向。
・今後の活用方法が未決定の空き店舗が大部分。
結果概要

・空き店舗のある商店街はしばらく微減が続いていましたが、本年度は67.3%(対昨年度+3.6%)と増加に転じています。

・1店舗のみ空き店舗という商店街が昨年度の12.7%から本年度22.8%と大幅に増加しています。またこれも影響して、空き店舗率は、昨年度より若干減少しています。

・空き店舗の今後の活用については、決まっていない店舗が大部分で、また今後店舗として使用不可の空き店舗も多く、商店街の活性化にとって主要課題の一つといえます。

1.空き店舗の有無推移(平成13年〜17年度)

空き店舗の有無については、平成15、16年度と若干減少傾向が続いていましたが、本年度再び増加に転じています。結果として、ここ5年間では平成14年度に次いで大きな比較となっています。

2.商店街の空き店舗数と空き店舗率

空き店舗数は、1店舗のみ空き店舗になっている商店街が、昨年度の12.7%から本年度は10%以上も増加し、22.8%となっています。これが、2店舗、3店舗と拡大しないような対策を検討・実施していくことが重要です。

1) 商店街の空き店舗数

2) 商店街の空き店舗率

空き店舗率については、空き店舗の無い商店街を除いて集計したもの(対昨年度−0.5%)、含めて集計したもの(同ー0.2%)、共に昨年度より若干減少しています。これは、空き店舗数が1店舗の商店街の増加も若干影響しているようです。

※空き店舗率=空き店舗数÷商店街店舗数×100%
 平均空き店舗率(A):空き店舗の無い商店街を除いて集計。
 平均空き店舗率(B):空き店舗の無い商店街を含めて集計。

3.空き店舗の今後の活用について

空き店舗の今後の活用が決定している店舗数はわずか、2.7%と、今後の活用が決まっていない空き店舗がいかに多いかが見て取れます。また、今後店舗として使用出来ない空き店舗もかなりあり、今後の商店街の活性化にも少なからず影響を与えそうです。

《 コラム 》(活性化へのワンポイント2)
最近の空き情報が目立つ商店街が多くなってきています。2〜3軒おきにシャッターが下りている状況では、商店街全体がさびれたように見えてしまいます。空き店舗対策は、空き店舗の所有者の方の協力が不可欠ですが、すぐに抜本的な対策を講じることが困難な場合でも、工夫する余地はあります。例えば、イベントの時だけ、空き店舗を借りることが出来れば、そこを活用してイベントをさらに盛り上げることも可能になってきます。年に2〜3回だけでも借りられる空き店舗がいくつかあれば、そこでフリーマーケットを実施したり、学校と連携し生徒が運営する臨時のお店を開店したり、アイデア次第で色々出来ると思います。まず、何かをやってみるという姿勢も重要だと思います。